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社民党広島県連合の活動

 

 12・8不戦の誓いヒロシマ集会
          (2023/12/08)

 憲法を守る広島県民会議、広島県平和運動センター、広島県原水禁、8の日平和行動ヒロシマ女の会、戦争をさせないヒロシマ千人委員会の5団体が共催し、毎年開催している「12.8不戦の誓いヒロシマ集会」が、今年も12月8日広島弁護士会館で開催されました。
 今年の集会では、主催者のあいさつの後、広島県高等学校被爆二世の会・ピースリンク広島・呉・沖縄の呉世話人の西岡由起夫さんが「ヒロシマからー進む海上自衛隊呉基地の軍港化」と題して、日本最大の海上自衛隊基地なった呉基地の現状を紹介しました。
 1991年の湾岸戦争後の「掃海部隊派遣」に始まった呉基地は、その後の海上自衛隊の海外派兵の拠点となりました。今再び発進基地・敵基地攻撃の拠点になろうとする呉基地の機能強化を許さない運動が求められています。
 続いて、沖縄から体調不良をおして駆けつけていただいた山城博治さんによる講演です。
 講演のタイトルは「沖縄を再び戦場(いくさば)にさせないー沖縄からの報告」です。
 アメリカに隷属化する中で進む日本の安全保障政策を厳しく糾弾し、「台湾有事となったとき、なぜ沖縄だけが攻撃されると言えるのでしょうか。ピンポイントで攻撃できるミサイル、全国のどこか攻撃されてもおかしくないのです」と指摘し、さらに「アメリカは、仮に対中戦争が始まれば、沖縄の基地は中国との戦争で生き残ることはできないと、沖縄(日本)を見捨てて移動することになる。米軍が考えている戦略をしっかりと見つめることが必要だ」と、日米安保体制の根幹に疑義があるとの問題を指摘し、私たちに現実に起きるであろう問題をとらえる視点を提起されました。
 そして、今まで以上に巾広い運動を展開するためにどうするのか、沖縄で行われた「11.23沖縄を再び戦場にさせない沖縄県民大集会」の様子や、その集会を積み上げるまでの経験を紹介しながら、今後の私たちの運動の進め方、特に若い人たちをどう結集するのかとの問題提起がありました。
 これまで聞いた山城さんの話しとは少し違う問題提起でした。
 そして私(いのちとおとし)が、「真珠湾攻撃の1時間前にマレー半島の上陸作戦が始まり、その主力が広島の第5師団だった。その第5師団は、中国への侵略戦争の中心でもあった。広島が侵略戦争の歴史に深く関わってきたことを忘れてはならない」と訴えしました。
 最後に以下のアピールを採択し、集会を終えました。
 今年の参加者は、約100人でした。
                                    いのちとうとし

 本文は、ブログ「新・ヒロシマの心を世界に」よりいただきました。

【12・8不戦の誓いヒロシマ集会アピール】
 旧日本軍による米ハワイ真珠湾への奇襲攻撃、太平洋戦争の開戦から82年を迎えました。アメリカとの開戦は、アジア・太平洋地域への戦火を拡大しました。この侵略戦争で中国をはじめアジアの国々で数千万人が犠牲となり、日本では主要都市が爆破され、沖縄での地上戦、広島・長崎への原爆投下など日本人の死者も300万人を超え、膨大な惨禍と犠牲をもたらしました。
 戦後、私たちはこの大きな反省の下に日本国憲法を築いてきました。軍部はもちろん、為政者の「暴走」を許さない立憲主義を土台に「平和主義」「国民主権」「基本的人権」を柱に戦後78年間、日本は一度も戦火を交えることもなく、平和国家として歩んできました。
 今、ロシアによるウクライナ軍事侵攻やイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への無差別虐殺行為など世界は混迷を極めています。日本政府は世界戦争や台湾有事を理由にして、安保3文書を改定し、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有や防衛費を5年間で43兆円も増やす大軍拡を行うばかりか、石垣島や宮古島など琉球弧の島々に自衛隊のミサイル部隊を配備するなど戦争する国づくりに突き進んでいます。こうした動きは全国の自衛隊の強靱化へと広がり、海上自衛隊呉基地においても反撃能力を担う軍港化へと動き始めています。
 私たちは、戦争か平和かの岐路に立たされています。戦争の歴史・教訓に学び、沖縄・日本を再び戦場(いくさば)にさせない運動を強く展開していかなければなりません。今こそ「戦争ではなく平和を」の声を上げていきましょう。
 開戦の日を迎え、私たちは過去の植民地支配と侵略戦争の反省に立って、「12月8日」を「8月6日」と並んでヒロシマが忘れてはならない日と位置づけ、毎年「不戦の誓いヒロシマ集会」を開催し、二度と戦争を起こさせないことを誓い合っています。
 ヒロシマに暮らす私たちは、「戦争放棄を謳った憲法9条」を手放すことはありません。そして、混沌とする世界情勢の中、私たちは戦争法の廃止、憲法改悪・軍拡阻止など新しい戦前にさせないたたかいに総力をあげることを確認し、「不戦の誓い」とします。

 なお、集会が始まる前に「沖縄を返せ」の歌唱指導がありました。
 この歌詞の中で「民族の」という部分を「県民の」に、さらに最後の部分の「沖縄を返せ」を「沖縄に返せ」と替えて歌いました。
 集会の最後に「沖縄を返せ」を参加者全員で歌った後、集会アピールを確認して閉会しました。


 





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