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活 動ACTION

社民党広島県連合の活動

 

 平和公園原爆慰霊碑前で
    チェルノブイリデー座り込み
        (2023/04/26)

 1986年旧ソ連(現在のウクライナ共和国)のチェルノブイリ原発が未曾有の事故を起こしてから37年目となる今日、広島県原水禁の呼びかけで午後0時15分から30分間、平和公園原爆慰霊碑前で「チェルノブイリデー座り込み」を実施しました。
 この座り込みは、事故が起きた翌年1987年4月26日から始まり、毎年(2020年はコロナで中止)してきたもので、今年の参加者は50名でした。
 座り込みの最初に広島県被団協の箕牧智之理事長が、次のように訴えました。
 「核兵器、原子力のリスクへの認識を人類はよくよくまなぶできです。特に岸田首相には強く申し上げたい。原子力による事故は、一つの国の事故だけに収まらず、地球規模の被害、つまり人類存続の危機に発展します。まもなく広島においてG7サミットが開かれますが、脱原発、核兵器廃絶につながるような議論を深めていただきたい問いのが私たち被爆者の願いです。」
 その後、呼びかけ団体を代表して県原水禁金子哲夫代表委員が、「チェルノブイリ、福島の原発事故の反省もなく原子力依存回帰を進める自民党政権の政策転換を強く求める」と訴えました。
 そして最後に、下記のアピールを自治労の岸田正明さんが、読み上げ提案し、全員の拍手で確認しました。このアピールは、郵送で岸田首相に届けることにしました。


「4・26チェルノブイリデー」アピール

 チェルノブイリ原発事故から37年がたちました。事故原発は放射性物質の飛散を防ぐための巨大なシェルターに覆われ、いまだ廃炉に向けた具体的なめどが立たないままです。
 この中で、ロシアによるウクライナ侵攻が引き起こされ、チェルノブイリ原発を含めた核施設が攻撃され核兵器の使用・威嚇発言が繰り返されています。核兵器使用の危険性がかつてなく高まるとともに、核物質であっても軍事的には大きなリスクをもたらすものであることも明らかになりました。
 一方、「チェルノブイリのような事故は起きない」と宣伝され続けた日本でも、2011年3月11日、東京電力福島第一原発でチェルノブイリと同じレベル7の事故が発生しました。12年を経た今も、メルトダウンによって溶け落ちた核燃料の取り出しは全く手つかずの状態であり、避難住民の生活再建も依然厳しく、事故を受けて政府が発令した「原子力緊急事態宣言」も未だ解除できない状態です。
 こうした中にも関わらず、政府は多くの県民・漁業関係者の反対を押し切り、放射能汚染水の「海洋放出」を決定するとともに、原発政策を180度転換し、またも原発の再稼働・推進へと大きく舵を切りました。
いうまでもなく、世界的な動きは脱原発であり、再生可能エネルギーの推進です。つい先日も、ドイツで最後の原子炉3基が発電のための運転を停止し、福島原発事故を受けて決めた脱原発が完了しましたが、ドイツでできたことが日本でできないことはありません。
 チェルノブイリやフクシマ、そして世界に広がるヒバクシャの痛みを忘れることなく、脱原発への歩みを加速させなければなりません。
 「核と人類は共存できない」。新たなヒバクシャを作らせないためには、「核絶対否定」の道しかありません。
 私たちは、人類史上はじめて原子爆弾の惨禍を被ったヒロシマから改めて訴えます。

  ◆チェルノブイリ原発事故を忘れてはなりません!
  ◆福島第一原発のような事故を二度と起こさせてはなりません!
  ◆原発の再稼働・新増設への方針転換を許してはなりません!
  ◆新たなヒバクシャを生み出してはなりません!
  ◆全ての原発被害者への補償と救済を強く求めます!
  ◆放射能汚染水の「海洋放出」の撤回を求めます!
  ◆ノーモアヒバクシャ、ノーモアチェルノブイリ、ノーモアフクシマ
                                         2023年4月26日
                            4.26チェルノブイリデー座り込み参加者一同

 本情報は「新・ヒロシマの心を世界に」より


 





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