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格差のない平和な社会を目指して!

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声 明・談 話STATEMENT

社民党の声明・談話

 


  第90回メーデー・アピール

 全国のはたらく仲間の皆さん!
 メーデーは1886年5月1日、アメリカの労働者が8時間労働日を求めて立ち上がったことに始まりました。社民党は第90回メーデーを心からお祝い申し上げ、連帯と激励のメッセージを送ります。

一握りの大企業は、輸出増と株高で莫大な利益を上げています。しかし、はたらく者の実質賃金は低下し、「景気回復の実感がない」状態に置かれています。これが大企業や富裕層の優遇によって経済成長をめざすアベノミクス(トリクルダウンの経済政策)の結果です。GDPの6割を占める個人消費や地域、農林水産業、中小企業を元気にするボトムアップの経済政策へ転換することが、本当の景気回復の道です。格差が拡大する中での消費税率10%への増税は景気に逆行します。

「働き方改革」ははたらくものの立場に立ったものでなければなりません。年休取得義務付けは評価できますが、長時間労働を助長し、過労死を促進する高度プロフェッショナル制度は、省令で一般の労働者にも適用を拡大していくことが懸念されます。裁量労働制の拡大や解雇の金銭解決ルールなどの導入も許すわけにはいきません。今も痛ましい過労死や過労自殺が相次いでいます。ディーセント・ワーク(働き甲斐のある人間らしい仕事)とワーク・ライフ・バランスの実現、雇用のセーフティネットの強化に取り組みましょう。またなし崩し的な外国人労働者の受け入れ拡大ではなく、外国人の人権尊重と劣悪な雇用環境の一掃の観点を重視すべきです。

東日本大震災・原発事故から8年を経てもなお多くの方が不自由な避難生活を強いられています。また昨年は全国各地で災害が相次ぎ、災害対策は待ったなしの課題となっています。多くの被災者の生活再建がまだ途上にあります。一刻も早い「人間の復興」を進めなければなりません。原発再稼働を許さず、再生可能エネルギーへの転換を求めていきましょう。

明文改憲を狙う安倍首相は先の自民党大会で「憲法改正に取り組む時が来た」と改憲に強い意欲を改めて見せました。また2019年度予算では、防衛費が過去最大の5.3兆円となるなど、専守防衛を踏み外し、集団的自衛権行使の戦争のできる国に進んでいます。そして、沖縄県民に寄り添うと言いながら、辺野古新基地建設反対の民意を無視して土砂投入を強行しています。アメリカの言いなり、民主主義の否定そのものです。許すわけにはいきません。社民党は暮らしと平和とはたらくものの権利を守るためにたたかいます。はたらくものの団結で生活と権利、平和と民主主義を守りましょう。

 第90回メーデー万歳!

                                     2019年4月27日
                                  社会民主党 党首 又市征治

 





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