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特 集SPECIAL

2014年11月10日

 

金剛山歌劇団の歌と踊りに900人を越す観客が興奮!


     

 11月10日(月)18:30から広島文化学園HBGホール(旧厚生年金会館・中区加古町)で、金剛山歌劇団創立40周年記念 広島朝鮮初中高級学校チャリティコンサートが開かれました。
 演目内容は朝鮮半島の各地域に伝わる朝鮮民族の伝統文化を歌・舞踊・寸劇などで紹介しながら、分断の歴史を終わらせ「一つの山河」をテーマとして祖国統一を願う作品でした。
 衣装や踊りも華やかでかつ迫力もあり、一部・二部の構成でしたが時間を感じさせない素晴らしい公演でした。
 また、プログラムの後半で演奏された「アリラン」の時は会場からも歌声が沸き起こりました。

主催:金剛山歌劇団広島公演実行委員会
後援:広島市、広島市教育委員会、中国新聞社、民族教育の未来を考える・ネットワーク広島
   日・朝友好広島県民の会、NPO法人広島県同胞生活相談総合センター・ロマン

    

               
                        大喝采のカーテンコール


【公演に先立って実行委員会からのあいさつ】

 皆さん、今晩は。
 金岡山歌劇団には毎年この時期に広島での公演をお願いしているのですが、昨年から「広島朝鮮初中高級学校チャリティーコンサート」という冠をつけさせていただいています。
 その意味でもこんなにも多くの皆さんにご参集いただき、金剛山歌劇団創立40周年記念・広島朝鮮初中高級学校チャリティーコンサートが開催できましたことを心から喜んでいます。ありがとうございました。
 さて皆さんもご存じのように、2012年度末に広島朝鮮学園は高校授業料無償化の対象から完全に除外され、広島県・広島市からも2012年度からの補助金の支給が打ち切られてしまいました。
 広島朝鮮学園は、広島県,広島市の突然の補助金停止決定により、学園の全運営費の5分の1に相当する2100万円もの収入が不足する事態になり、広島朝鮮学園の教職員や保護者は極めて苛酷な条件のもとで、何としてもこの緊急事態を乗り切り、絶対に民族教育を守ろうと懸命な努力を続けられています。
 私たち日本人側も「民族教育連帯基金」緊急支援カンパや「金剛山歌劇団・広島朝鮮初中高級学校チャリティー広島公演」への参加(カンパ,チケット購入)の働きかけをするなど、当面可能な財政面での支援活動を模索しながら併せて、広島県・広島市の補助金不支給に対する抗議と補助金再開を求める署名活動や広島県庁前での座り込み、「朝鮮学校ええじやない1春の平和パレード」、補助金担当の学事課との再三にわたる話し合い等々、補助金再開を求める様々な活動を繰り広げてきました。
 この間、本年7月4日には「市の朝鮮学校への補助は県の補助を補完するという形になつていて、(独自に)できない仕組みになっている。その仕組みを変えたいと思っている。また政治に左右されない仕組みを作り、市として朝鮮学校を支援したい。それには時間がかかるのでもう少し時間を下さい」という、松井広島市長の前向きな発言もありましたが、現時点では補助金支給再開のめどは立っていません。
 日本も批准している子どもの権利条約と国際人権規約が規定しているように、すべての子どもたちは、どの国に住もうとも、学校を選択する権利や民族的アイデンティティを保持しながら教育を受ける権利を有しています。広島県は補助金打ち切りの理由として、朝鮮学校の無償化除外や朝鮮民主主義人民共和国の核実験実施を挙げていますが、そうした事由は広島朝鮮学園や同校に在籍している子どもたちがその帰趨を左右し得るような次元のものではありません。
 外交上の配慮や政治的な理由に基づいて朝鮮学校に学ぶ子どもたちを不利益に取り扱うことは不合理な差別であり、社会権規約2条2項及び市民的及び政治的権利に関する国際規約26条の定める無差別原則・平等原則に反しています。さらに、朝鮮高校の排除は民族的出自に基づいて差別を行うものですから、あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する条約により政府が撤廃義務を負う人種差別に該当します。
 本年8月29日に公表された国連人種差別撤廃委員会「日本の第7-9回合同報告書に関する総括所見」でも、「…委員会は、締約国が教育機会の提供において差別がないこと、締約国の領域内に居住する子どもが学校への入学において障壁に直面しないことを確保する前回総括所見パラグラフ22に含まれた勧告を繰り返す。委員会は,朝鮮学校への補助金支給を再開するか、もしくは維持するよう、締約国が地方自治体に勧めることと同時に、締約国がその見解を修正し、適切な方法により、朝鮮学校が『高校就学支援金』制度の恩恵を受けられるよう奨励する」(パラグラフ19)と、無償化問題に絡めて補助金の問題も指摘されています。
 勧告自体は日本政府に向けられたものですが、自治体による補助金の停止・削減も無償化からの除外と同様に民族差別であるとの認識が示されたのです。政治的な理由に基づいて教育に対する権利について政府・自治体が公然と差別を行うのであれば、国際社会の強い非難は免れません。
 以上のような観点から私たちは、補助金の打ち切りが発表(2013年2月14日)されて以来、朝鮮学校関係者はもちろん、全国の仲間(日朝友好運動団体、朝鮮学校支援団体、あるいは個人等々)と連携・連帯を図りながら、広島朝鮮学園への補助金交付再開を求めて様々な取り組みを進めてきたところです。
 今日のチャリティーコンサートの収益も広島朝鮮学園の支援に当てられますが、本公演の成功は広島朝鮮学園への経済的支援だけでなく、児童・生徒・保護者ならびに学園関係者を励まし勇気付けてくれると信じています。
 今後ともご来場の皆様、ご協力いただきました皆様には、今後さらに広島朝鮮学園への支援の輪が広がりますようお力添えをお願いいたします。
 最後に無償化裁判の第5回公判は11月19日午前10時30分から広島地裁302法廷で開かれます。傍聴行動などに参加していただければと願っています。
 本日はどうもありがとうございました。
                            金剛山歌劇団広島公演実行委員会 横間洋海


 



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