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2005年1月1日(土) 新年を迎えて

【終日】市内をご挨拶に歩く

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年の活動を振り返って印象深いのは、なんと言ってもメガモール問題でした。特に10月の特別委員会での質疑と12月議会での質問は、その後の問題点を明確にすることができたのではないかと思っています。

 また、議会や議員の役割ということについても、改めて考えさせられる機会でもありました。議員は市民によって選ばれ、代表として行政権力の監視と承認にあたるわけですが、本当にその機能を果たしているのか、市民の意見の凝縮が議会の中で誠実に行われているかなど、その局面局面で問われていたのではないかと思います。

 年末に、茨城大学の学部1年生から「なぜ国民の政治不信が高まり、投票率の低下を招いているのかについて聞きたい」という話があり、渡里のココスで2時間ほど意見交換をしました。教養課程の政治学の講義で班ごとにテーマを決めて調査し、発表するのだそうです。(ちなみに15年前の私もその政治学の講義をとっていましたが、その時は「なぜヒトラーの台頭を防げなかったか」について研究発表しました)

 政治の世界に足を突っ込んでいる当事者の意見より、政治にしらけている学生自身の意見の方が重要だと思い、私は逆にその場を楽しんできました。度重なる政治とカネの疑惑、それに選挙で選んでも普段の議会活動の中で自分たちの声を代弁してくれていないんではないかという疑念が、政治に対する不信を招き、それが何度も何度も市民の期待を裏切ることが国政・地方政治問わず繰り返されてきた結果、投票さえ行かなくなることになっているのではないか!とその場の締めくくりの話になりました。

 だとしたら、政治や政党あるいは政治家自らがどのように自己革新できるのか、ということが問われているのではないでしょうか。古くて新しい問題ですが、その政治不信の原因を取り除く仕組みを作れるかどうかが、私たち当事者に求められていることだと認識しています。

 特に地方政治は、市民による直接請求が保障されています。行政や議会が主権者の意に沿わない場合、市民は議会の解散、そして議員・首長・助役・収入役(出納長)・選挙管理委員・監査委員・公安委員の解職請求をすることができますが、これら住民の権利はとても大きな力であり、国政にはない特色でもあります。だとしたら、これらの機関が普段どのような会合を行い、何を話し合い、どういう決定をしたのかが情報公開されなければ、せっかくの住民の権利も保障されないことになります。

 先に述べた市民の政治不信を少しでも取り除くためには、これら徹底した情報公開を進めると同時に、自治基本条例と倫理条例の制定によってあるべき姿とモラルを市民の前に約束することではないかと思います。

 今年は私たち水戸市議会議員の任期も折り返しです。個別の議案審査を丁寧に議論することとあわせ、上記の認識に基づいて地方自治の現場だからこそできる政治・行政改革に取り組んでいく決意です。

 本年もよろしくお願いいたします。

2005年1月2日(日) 訪問先で

【終日】市内をご挨拶に歩く

 年末出来上がった「ブリュッケ6号」を持って友人・知人宅を訪問していますが、「頑張ってね」の一言に励まされます。12月に風邪で体調を崩してから暴飲暴食の食生活も改まり、4キロの減量になりました。「なんか痩せたね」って言われることも密かな喜びです(笑)。

2005年1月3日(月) 街頭宣伝

【終日】波多議員と市内を新春街宣

 波多さんと一緒に宣伝カーで毎年恒例の新春街宣を行いました。民主党や共産党も宣伝カーを走らせていましたが、「正月からやかましい」と思った方もいるはず。でも、市民に直接政策や政党の理念をお伝えする機会ですから、ご理解くださいますようお願いいたします。

 水戸駅北口から泉町にかけてのメインストリートは、買い物客で大渋滞。かつて日曜日ごとに見られた商店街の繁盛ぶりを思い出させる光景でした。下市も今日が初売りするお店が多かったのですが、商店街の方にお話をお聞きすると出足はイマイチだったようです。若者達が集まってガヤガヤするような雰囲気は上市に任せて、下市はしっとりとした落ち着きと飾らない気質を大切にした街を売り物にして、いかにして近場の人に地元で消費してもらえるかを考えていくことにしましょう。

2005年1月4日(火) 謙虚に話を聞くこと

【終日】事務所で事務整理

 県選管から昨年1年間の政治資金報告に関する書類が届いていますが、12月末現在で会計を締めて3月までに届けなければなりません。終了次第、今年もホームページに掲載することにします。

 夜は地域の皆さんと新年会がありました。下市で商売をしている方が殆どでしたので、話題は自然とメガモール問題に。後半は政治について語る場になり、久々に飲んだお酒で酩酊気味の私は聞き役でした。人の話をお聞きするのは楽しいことです!下市で唯独りの市議会議員は「左」の人物との一言に、みんなで大笑いしてしまいました。

2005年1月25日(火) 憲法に関する討論

【午前】
 ・掃除や洗濯など
【午後】
 ・市民相談活動など

 水戸市議会議員であった水越さん宅をお伺いし、しばらくの間積もり積もった話をしてきました。福祉の分野を専門とされてきた方のお話だけに、いつも勉強を急かされる思いがします。いくつか文献をいただいてきました。

 1月23日に放映されたNHKの憲法をめぐる討論会の再放送を見ながら、これを書いています。わが党からは土井さんが出ていますが、他党のパネリストとは比べ物にならないくらい存在感を感じますね。戦後60年かけて築いてきた平和国家の信頼を失うわけにはいきません。茨城大学にも9条の会ができるなど、いろいろなところに憲法9条を守れという市民運動ができています。市民の皆さんと一緒になって、日本の誇りである平和憲法を暮らしへ生かす努力をしていきたいと思います。


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