コンビニ加盟店ユニオンが結成される!!


コンビニ店のオーナーが全国から集まって84日、労働組合としては珍しい「コンビニ加盟店ユニオン」
を結成(本部:岡山市)した。設立大会が開かれた岡山市には、北海道から九州(宮崎)まで
260店舗の
コンビニ・オーナーが集まった。池原(準備)委員長は挨拶で、コンビニ加盟店の立場の改善には、本部と
対話するためのコンビニ加盟店で組織する労働組合の必要性ついて連合岡山と相談してきた。

「見切り販売」に対する「優越的地位の乱用」の疑いで
220日、本部への公正取引委員会の調査をきっかけ
に組合設立へ一気に進んだ。

 これからの活動は、@フランチャイズ法の実現、A本部との対話、真の共存共栄に向けて両者の健全な関係を
再構築すること、などを強調した。


 集会には、上部団体となる連合岡山も参加して、結成の経過を報告した。

 引き続いて、北野弘久・日大名誉教授が講演、このなかで「売上に対する原価構成の会計処理を説明せず、
廃棄・ロス分まで売れたものとしてチャージを取るのは民法
90条違反」などとして「昼日中、公然とサギ
集団が業界を支配している」ことがあってはならないと述べた。


 会場に参加できなかったオーナーからは、「2人で命を削って働いて20万、本部の奴隷に終わるのか」
「一人で立ち向かうには大きすぎるが、力を合わせ鬼を人間に変えよう」という大会に寄せるメッセージが
コンビニの実態を物語っていた。

 「(契約書をちらつかせ)おもいことになるよ」という脅しにこれまでだまっていたが、大企業の優位を
そのまま受け入れるのでなく、自分のやってきたことへの自信と社会的不公正には民主的に立ち向かい、
正当な主張をしていくことが始まったという、熱気ある社会の変化を
感じた大会であった。


挨拶する池原委員長


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