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活 動ACTION

社民党広島県連合の活動

 

 19日行動を展開!<府中市> (2018/11/19)

 11月19日(月)に府中市において、毎月恒例となったリレートークが取組まれました。(安保法制に反対する府中市民の会呼びかけ)
 今月も、上下町Aコープ前で午後3時から、府中天満屋前で午後4時30から2か所でのべ24名の参加者で行いました。


 街頭で訴えた内容は以下のとおりです。

 11月19日の中国新聞に「旧満州開拓団『記憶継ぐ』世羅で慰霊祭」の見出しで、世羅町の満州開拓団のことがニュースになっています。

     11月19日発酵の中国新聞より抜粋

 「世羅町開拓団は1940(昭和15)年から1945(昭和20)年に家族を含む約750人が旧満州へ渡り、戦災や過酷な生活で約200名が亡くなられ、この慰霊祭は二世の会が2015年に復活されました。
 慰霊祭の会長が、帰国への思いで懸命に命をつないだ様子に触れ、『戦争は勝っても負けても不幸のみです』と訴えられたこと、『無関心と忘却、諦めが最も危険』と呼びかけられた。」と報道されています。

 満州からの引き揚げでは、藤原ていさんの小説「流れる星は生きている」や、作詞家なかにし礼さんの小説「赤い月」を思い出します。
 その小説の中では、開拓団などの満州居留者は敗戦後1年半もハルピンなどの都市に留め置かれていました。その当時、ソ連軍が参戦するや、居留民を置き去りにしていち早く逃げた関東軍と軍属や満鉄。敗戦後、外地の居留民は現地に定着せしめるべしと言った外務省。引き上げ費用を出さなかった日本政府のことなどが、その小説の中で明らかになっています。
 【満鉄とは南満州鉄道(株)の略、日露戦争後から第2次世界大戦中までの満州 (現中国の東北地方) に対する日本の植民地経営に重要な役割を果した国策会社。】

     上下町Aコープ前で訴える水田豊議員
 なかにし礼さんは、「結局、満州国の体験というものが、なんの反省もなく戦後の日本にも引き継がれている。新幹線の『こだま』も『ひかり』も『のぞみ』も、みんな満鉄で考えていた名前を引き継いでいる。敗戦にもかかわらず、日本は戦前と戦後が何も途切れずに繋がっている。岸信介が典型で、満州国を牛耳った官僚が、戦後、総理大臣になって安保を改定し、戦後の日本をつくっていく。そのすごさと怖さを感じる。」と言われています。
 引上げの修羅場の体験や記憶は、どんどん消えていく。逆に、非現実的な理想や建前だけが美化されて残っていく。それがものすごく怖い。」とも言われています。
 市民のみなさん、今国会での9条改正を考えてみてください。国民の多くが「専守防衛」に徹し国内外の災害救助活動などを行う自衛隊を受け入れています。
 岸信介の孫である安倍首相が9条に「自衛隊」を明記するというのは、現状追認にとどまりません。3年前の『戦争法』によって、集団的自衛権を行使してアメリカ軍と一緒に海外で戦争ができるようにするためです。
 日本を再び「戦争のできる国」にしてはなりません。先の戦争の反省と教訓から生まれた憲法9条は国際公約です。
 この前、前広島平和文化センター理事長スティーブン・リーパーさんが来られ、私たちの行動に参加していただきました。
 スティブ・リーパーさんは「日本は世界から尊敬されています。『おもてなしの心』や『アニメ』もトヨタやニッサンなど『技術』も世界最高ですし、なにより戦争をしないと謳った憲法を持っている。世界中の人たちは日本のような憲法を持ちたいと思っています。今のままアメリカについて行けば、日本は世界から嫌われます」と話されました。
 安倍首相の9条に自衛隊を明記する憲法改正に反対していきましょう!
(報告者:小川敏男)


 





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