2014年2月16日河北新報記事より

原発事故の除染廃棄物処分 がれき焼却炉 市民視察 相馬

担当者から説明を受ける参加者
 
 福島県相馬市の市民らが15日、福島第1原発事故の除染廃棄物を焼却処分している同市の震災がれき仮設焼却炉を視察し、国や市の担当者と意見交換した。

 社民党相馬支部のメンバーらが呼び掛け、市内外から約25人が参加。がれき焼却炉では、初めて枝葉などの除染廃棄物をがれきと合わせて焼いている状況について説明を受けた。

 焼却炉では、1月16日からこれまでに約1560トンの除染廃棄物を焼却。国と市は、排ガス中の放射性セシウムは不検出で周辺環境に影響はないとのデータを提示したが、参加者からは「排ガス中の放射性セシウムの検出限界値が高すぎる。もっと詳しく調べるべきだ」「セシウム以外の核種も調べてほしい」といった意見が出された。

 焼却炉では3月までに除染廃棄物計4675トンを焼却する予定。4月以降も追加除染で出る除染廃棄物を焼却処分する。

2014年02月16日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140216t63012.htm